この記事でいう子供は0〜1.5歳くらいを除く指示を理解できる全年齢を対象にしています。
ごめんごめん!後でやるから!!ちょっと出かけてくるね〜!!
ちょっと待ちなさいっ!!………全くあの子ったら……(母が仕方なくハンガーにかける)
あらら、娘さん上着を直さないで出かけちゃいましたね!
例えばです。ここでお母さんが上着を片付けてしまうと、子供はどう思うでしょうか?
⇨いつも母が直してくれる。
と思うでしょう。そしてそれを繰り返す事でどんどん言うことを聞かなくなっていきます。もちろん原因は色々あるでしょうが、これが1つの大きな原因と言えるでしょう。
この記事は子供が言うことを聞かなくなった原因と対策を記載しています。
- 子供が言うことを聞かない理由。
- 言うことを聞かない子供への対策。
子供が言うことを聞かない。あなたの言動が原因かもしれません。1つの原因と対策
Table of Contents
子供が言う事を聞かない原因
冒頭の会話であったように考えられる原因は以下です。
子供が「いつも親がやってくれる。」と思ってしまう事です。
そしてその状況を作ってしまうのが親の言動になります。会話文でもう一度見てみましょう!
※参考例なので、自分の生活環境、状況をイメージして見てみましょう。
ご馳走様〜!!さてさてゲームの続きやりますか♪
先に食器片付けてからにしなさい!!
はーい、ちょっと置いといて〜。後で絶対やるから!
も〜〜全くこの子は…(食器を片付ける)
この流れです。たった一回くらいであれば全然問題ないでしょう!ですが毎日同じような事を繰り返す事によって少しずつ子供が言う事を聞かない状況が作られていくでしょう。
※もちろん環境や性格によって変わってきます。
つまりちょっと難しいですけど、「軽い子離れ」と言った感じになるのですが、厳しさも大事と言ったところですかね。
次の対策を見ていきましょう!
子供が言う事を聞くようになる為の対策
まずは会話文をご覧ください。※参考例なので、自分の生活環境、状況をイメージして見てみましょう。
ご馳走様〜!!さてさてゲームの続きやりますか♪
先に食器片付けてからにしなさい!!
はーい、ちょっと置いといて〜。後で絶対やるから!
ダメです!!片付けないとゲームはできません!!
(本当に片付けるまでゲームが出来ない状況を作ります。)
う…わかったよ!…っやりますよ!
と言った感じですね!!
つまり…「結局親がやってくれる。」という考えではなく「食器を片付けないとゲーム出来ない」と思ってもらうことです。
これを繰り返すことによって、何も言わなくても食器を片付けるようになるでしょう。
なので『注意した私が片付ける』という状況を作らない事。必ず本人の手で行う事がポイントです!!
- 毎回電気を消さない。 ⇨ 注意した段階で消すところまでやらせる。
- 上着をハンガーにかけずに遊びにいく。 ⇨ ハンガーにかけないと家から出れない。それでも無視して家を飛び出した場合は、片付けずに放置しておく。そして自分の手で片付けさせる。
- いつもドアを開けっ放しにする。 ⇨ 注意した段階で閉めるところまでやらせる。
『言う事を聞かない。』と言ってもこんな感じで様々なパターンがあるわけですが、どれもやる事は同じです!
とにかく何度も言うように「結局親がやってくれる。」と子供に思われないようにしましょう。
注意点
注意を聞いてくれた子供には褒めたり、感謝したりプラスのストロークを与える事を忘れないようにしましょう!
間違っても「なんで言われないとやらないの…」とか「これくらい当たり前の事だからね?」とかってマイナス気味な発言は避けよう。
それでも結果的に注意を聞いてくれるようになるかもしれませんが、その後の子供の注意の受け取り方が変わってきます。例えば「ちゃんと言うこと聞いてもなんか嫌味言われるんやろなぁ」とか
注意して、注意されて、最後はお互いが気持ちよく終われるようにする事が次の成功にも繋がります。
言う事を聞いてくれない状況を作ってしまいやすいタイプ
言う事を聞いてくれない状況を作ってしまいやすいタイプがいますので紹介しておきます。
簡単に言うと優しい、面倒見が良い、何事も自分でなんとかしようと思う性格の人が状況を作りやすいでしょう。
ちょっと話はズレてある夫婦の話ですが、妻がとっても優しく面倒見の良い性格の方で、言われたことは大体やってくれるそうです。以下のような指示が夫から飛んできました。
「明日郵この便物出しといてくれ」 ⇨ 休日で予定があるけど自分の時間を削ってまで対応する。
「ビール買ってきてくれ」 ⇨ もう家に着く頃なのにわざわざスーパーに引き返してビールを買いに行く。
このように、引き受けにくい状況でも引き受ける事を優先する。そしてそのような事を一緒に暮らす中で繰り返していくと思わぬ方向に進むこともあります。
本当はそんな優しい妻に感謝して「いつもいつもありがとう!!」と伝える事がベストでしょう。
でも最悪なパターンは「何でも対応してくれる」という印象がつき、いつも指示を出すことから無意識に自分が上の立場だと錯覚して【夫>妻】が形成されてしまう。
例えば日常にそこまで問題がなくても将来的に遺産、土地、貯金、子供の教育費などのしっかり話し合うべき所も全て強制的に意見を通される結果が待っているかもしれません。
何年も同じように繰り返して生活していると特に発生する事が多いです。
結局この夫婦の話で何が言いたいかというと本記事のタイトル通り、自分の言動が相手のパターンを作り上げてしまっている可能性があると言うことです。
優しさの中に厳しさも必要と言いますが、まさにそうですね!思う節がある方は注意しておきましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
子供が言う事を聞いてくれない理由はもしかしたら自分が作ってしまっている可能性がありますね!もし思い当たる節があるのであれば対策をとっていきましょう。同じように繰り返す事で上書きできるはずですから!
もう一例出しておくと、食事中に目の前にある遊具で今すぐ遊びたい。母の注意を無視して食事よりも遊ぶことを優先する。それを何度も許してしまうと「わがまま言ったら最後は母は許してくれる」と学ぶでしょう。
繰り返す。ということはとても大事なことです。しっかり注意に対して行動が取れた時は褒めるなどプラスのストロークを与えましょう。当然「言われなくてもやってよね!」とかって追撃はしないこともポイントでしたね!
また上着脱ぎっぱなし!!ちゃんとハンガーにかけときなさい!!