悩み相談を上手に聞くためのテクニックはたくさんあります。その中でも一番最初に考える大切な考え方が『受容』です。相手を受け入れると言うこと。この記事では以下のような学びが得られます！
- 相談を受けた時の基本テクニック『受容』について知りたい。
- 友達、家族、恋人、仕事関係、様々な場所での悩み相談に上手に対応したい。
最近相談を受ける事が多いのですが、「そんな事で悩むの？」とか「それはあなたが悪いのでは？」とかってちょっと理解できない部分などもあって……そんな時はどうすれば良いですか？
素晴らしい質問ですね！
まず人には価値観があるのでどう思うか、どう思ってしまうかはその人の価値観にもよりますからね！
相談を受けることでまず、最も大切なのは【受容】することですよ！
…【受容】ですか？詳しく教えてください‼︎受容-コトバンク
もちろんです！【受容】とは受け入れると言うこと。例えば相談内容によってはこんな感じで思ってしまうこともあります。
①自分はそう考えないけどなぁ②そんなことで悩むのか
それは当たり前なのです！人それぞれ価値観がありますからね！
なるほどなるほど、ではまずは相手の相談を受け入れてあげれば良いのですね？
そう言う事です！相手の価値観を受け入れると言っても良いかもしれませんね！
相手の事をしっかり思い、受容するのが大事ですよ！！
具体的に、どんな事なのか、どんな効果があるのかを見ていきましょう！！
わかりました！よろしくお願いします！
話を上手に聞くコツは？必ず相手を『受け入れる』事です。
受容とは？
受容とはすなわち受け入れると言う事です。これには相手が「話を聞いてくれる」と安心感や信頼のようなものが産まれます。無意識にそう思う事も多いでしょう。
あれ、でも家族や友人だとすでに信頼や安心感があるから相談していると思うのですが…
基本的に家族、恋人、友人はすでに信頼し合っているかと思いますが、ここでの信頼は今行われている悩み相談上での信頼と考えてください！自分が悩み相談をする側の時、「この人話しやすいなぁ」と思う方はいますよね？その人はしっかりとあなたの話（悩み）を受け入れてくれていたのでしょうね！
考えてみてください。最初にいきなり、「う〜ん、それってどうなんだろ？」とかって否定的な発言がきたら、普通に嫌ですよね。一気に会話が乱れてしまうのです。でもよくある事なんですよ！
相手があるがままの自分で相談をしてくれているから話を聞く側もそれをあるがままに受け入れる。
⇨だから相手もそのままあるがままの自分で話を続けてくれる。
どんな内容でも、受け入れる事を忘れないで話を聞いてあげる事が大事。その人にとっては悩みなわけですからね！
例えばこんな相談があったとしたら！？
かなり極端な例になります。
（35歳男性）親からお小遣いを50万円もらっていたけど、今月から30万円になってしまってさ、、もうやってられないよ…
そんなこと言ったら親に失礼だよ‼︎感謝しないと‼︎
どうですか？受容くんと同じように「え、35歳にもなって30万ももらってて文句言うなよ。」こう思ってしまう方が多いでしょう。
最初に「お小遣い減ってしまったんですね！！それは大変だ！！」とすぐ受け入れられる人はそう居ないはずです。
35歳で親から30万（実質20万減っていたとしても）のお小遣いもらってたらただただ羨ましいですよね。でもこう考えてみてください。
この人の根本的な悩みは、お小遣いが20万円減った事、それは以前のような生活が出来なくなってしまうと言うところです。実は根本的なところで言うとお小遣い2万円が1万円に減ったと同じ意味を持ちます。かなり極端な例なので金額のレベルは違うわけですけど、実はお小遣いが減った。という所は同じなのです。でも実際にこれを友達に言ったら怒られるでしょう（笑）
でも、これが悩みを受け入れると言う事です。
なのでお次は受容するバージョンの会話例も見ておきましょう！
（35歳男性）親からお小遣いを50万円もらっていたけど、今月から30万円になってしまってさ、、もうやってられないよ…
今月からお小遣いが減ってしまったんですね！それは大変ですね。（お小遣い50万！？とりあえず受け入れよう！）
まぁ想像通りだとは思いますが、こんな感じです！
ここから話が続くわけですが、まず相手を受け入れてあげる事から後の会話が丁寧になってきます。次は『受容』と並行して使うテクニック『共感』と『アクティブリスニング』と呼ばれる二つのテクニックを学ぶと良いですよ！
まとめ
相談（話）を聴く技術はたくさんあります。
その中でも『受容』は一番最初にしなくてはならない解決に持っていくためのベースとなります。
こう考えてみてください。
相談内容を受け入れていないものが上手に解決に持っていけるはずがないですよね。否定しながらも解決に持っていけるケースもあるでしょう。会話が乱れながらやちょっと言い合いになったりとかもするでしょうし、会話する二人の関係性にもよりますね！
例えば聞く側が絶対的な発言力を持っていたり、例えば親と子供、上司と部下のような明らかな上下関係。それでもまずはしっかりと受け入れて、相手が何を伝えたいのかを理解して話を聞いてあげて下さいね。
受け入れると決めてしまえば自然とその人の話を聞いてあげたい。と優しい気持ちになれたりするものです。
最後に
これは心理カウンセラーが初対面のお客様に対して、絶対的信頼を得るための技術でもあります。
日常での友達や家族の相談でそこまで本格的に対応する必要はないのかもしれません。
でも、あなたが本当に相手の事を想って悩みを解決してあげたい、上手に聞いてあげたい、そう思っているのであれば、確実に使える技術です。
最初に受け入れるだけでどれだけ会話が丁寧でスムーズになるか、僕は当然ですが実証済みです。
主役は悩み相談をしている側です。すぐに自分の意見を言って自分のターンに持っていってしまうとその後の会話が乱れてしまうケースです。
ぜひ試してみてくださいね！！
同時に悩みを聞くテクニック『共感』『アクティブリスニング』も学ぶことでより話を聞く姿勢が整います。
この記事が参考になった方はTwitterやインスタグラムでシェアしていただけると励みになります。今後も心の弱ってしまった方や人生をもっと幸せにしたい方、人間の心について学びたい方、そんな方々に発信していきたいと思っております。
インスタグラムもフォローしていただければ嬉しいです。ブログより簡単な内容にはなりますがわかりやすくまとめているつもりです。お時間あればご覧ください。
今回の登場人物は受容くん。（22歳、男性、恋人なし。）受容くんは最近友達の悩み相談をよく聞くそうです。その中でも自分の価値観では理解できない悩みも多くて困っているそうです。
※この設定は内容をイメージしやすくするためのものであり必ずしも自分に該当しなくても全く問題ありませんのでどうぞ記事をご覧ください。